節分の雑学まとめ|幼稚園から大人まで楽しめる豆知識集
節分は豆まきというシンプルな行事の中に、年齢ごとに異なる意味や背景が詰まっています。本ページでは、世代別に雑学を分け、最後にマニアック・面白ネタまでまとめて紹介します。節分クイズも用意してますので、素材+雑学+クイズと使ってみてください。
幼稚園・保育所向け|やさしく伝えたい節分の雑学
節分は春をむかえる準備の日
節分は、もうすぐ春になりますよ、という合図の日です。むかしの日本では、春が一年のはじまりと考えられていました。そのため、春の前に心やおうちの中をきれいにして、新しい季節を気持ち良くむかえようとしていたのです。
鬼は「こまった気もち」のあらわれ
節分に出てくる鬼は、本当にいる生きものではありません。すぐにおこったり、泣き虫になったりする気持ちを、鬼の姿であらわしています。豆まきは、そんなこまった気持ちを外に出そう、という遊びでもあります。
家族みんなで楽しむ行事
節分は、神社だけでなく、おうちでも行われてきました。おとうさんやおかあさん、おじいちゃんおばあちゃんもいっしょに参加して、みんなが元気でいられるように願う大切な行事です。
鬼がツノとトラのパンツをはいている理由
鬼のツノは「強さ」や「こわさ」を表しています。 また、トラのパンツは、昔の人が「鬼が住む場所はトラがいる方角」と考えていたことが由来とされています。 この組み合わせが、今の鬼のイメージとして定着しました。
音や声にも大切な意味がある
「おにはそと、ふくはうち」と声を出したり、豆がポンポンと当たる音にも意味があります。むかしの人は、大きな音にはわるいものを追いはらう力があると考えていました。
鬼役はこわがらせるためじゃない
鬼の役は、子どもをこわがらせるためのものではありません。節分のお話をわかりやすくするための大切な役割です。最後に仲なおりするのも、楽しく行事をおぼえてもらう工夫です。
小学生高学年向け|知ると話したくなる節分雑学
節分はむかし年に4回あった
今の節分は2月ですが、むかしは春・夏・秋・冬、それぞれの始まりの前日にありました。その中でも春は一年のスタートとしてとくに大切だったため、今では春の節分だけが残ったのです。
どうして大豆をまくの?
大豆は、体にいい食べものとして大切にされてきました。また「魔(ま)を滅(めっ)する」という言葉あそびから、悪いものを追い出す力があると考えられるようになりました。
炒った豆を使う理由
生の豆は、まくと芽が出てしまいます。むかしの人は、悪いものがまた育つと考えたため、必ず火で炒った豆を使いました。行事の一つ一つに、しっかり意味があります。
「鬼は外、福は内」の意味
「鬼は外」は、悪いものに外へ行ってもらうという意味です。 「福は内」は、元気・やさしさ・しあわせが家の中に来るよう願う言葉です。 この二つをセットで言うことで、前向きな一年を願う気持ちが込められています。
赤鬼・青鬼の色のひみつ
鬼の色には意味があります。赤は怒りっぽさ、青はなまけ心など、人の中にあるよくない気もちを表しています。色で分けることで、子どもにも分かりやすく伝えられてきました。
小学生にはちょっと難しいけど大人のために補足
・赤鬼: 貪欲(むやみな欲望)
・青鬼: 瞋恚(怒り、恨み)
・黄(白)鬼: 掉挙(後悔、甘え)
・緑鬼: 惛沈(倦怠、やる気のなさ)
・黒鬼: 愚痴(不満、疑いの心)
地域によってちがう節分
雪が多い地域では、ひろいやすい落花生を使うことがあります。節分のやり方は全国で少しずつちがい、その土地のくらしに合わせて工夫されてきました。
クイズで楽しく学ぼう!
節分のクイズはこちら一般向け|大人が楽しめる節分の豆知識
「渡辺さん」と「坂田さん」は豆まきをしなくていい
日本全国の「渡辺(わたなべ)さん」と「坂田(さかた)さん」は、伝統的に豆まきをする必要がないと言われています。平安時代、源頼光の家来だった渡辺綱(わたなべのつな)と坂田金時(さかたのきんとき=金太郎のモデル)が強すぎて、鬼をボコボコに退治してしまいました。あまりの恐怖に、鬼たちは今でも「渡辺」と「坂田」という名前を聞くだけで逃げ出していくため、わざわざ豆を投げて追い払う必要がないのだそうです。
節分の日付は毎年同じではない
節分は立春の前日と決まっているため、地球の動きと暦のズレによって2月2日や4日になることがあります。自然のリズムと人の暮らしが深く関わっている行事だと分かります。
節分は体調管理の知恵でもあった
昔は季節の変わり目に病気になりやすいと考えられていました。節分は、目に見えない不調や災いを追い払い、元気に過ごすための生活の知恵でもあったのです。
「鬼は内!」と叫ぶ場所や名字がある
一般的には「鬼は外!」ですが、日本にはあえて「鬼は内!」と言う地域や家系があります。
・理由その1(名字): 名字に「鬼」がつく人(鬼塚さん、鬼頭さんなど)の家では、「ご先祖様に失礼」ということで「鬼は内」と言ったり、単に「福は内」とだけ言ったりします。
・理由その2(歴史): かつて悪いことをした鬼が改心して神様になったという伝説がある神社(奈良の天河大弁財天社など)や、追い出された鬼を優しく迎え入れる文化のある地域では「鬼は内」と呼び込みます。
豆をまく場所に意味がある
玄関や窓は、外から何かが入ってくる場所と考えられていました。そのため、外に向かって豆をまくことで、家の中を守るという意味が込められています。
豆まきの「正しいフォーム」は下手(したて)投げ
豆まきというと、ついつい全力投球したくなりますが、実は正式(?)な作法があります。胸のあたりで枡(ます)を持ち、そこから下手投げで、種をまくようにまくのが本来の姿です。「豆まき」は「豆をぶつける攻撃」であると同時に、福を呼び込むための「種まき」という神聖な儀式でもあるからです。野球のピッチャーのように投げると、福が逃げてしまうかもしれません。
節分は「厄払い」の行事
節分は、季節の変わり目に起こりやすいと考えられていた「よくないこと」を防ぐための行事です。 そのため、昔から大切にされてきました。
鬼のトラ柄パンツは方角信仰が由来
鬼が来るとされた「鬼門」は、方角でいうと北東にあたります。 北東は「丑(うし)と寅(とら)」の間の方角とされ、そこから角(丑)とトラ柄が結びつきました。
恵方巻きは比較的新しい全国行事
恵方巻きは、もともと関西地方の一部で行われていた風習です。 現在のような全国的な広まりは、1990年代以降の商業的な影響が大きいとされています。
「恵方巻」という名前はあるコンビニが名付け親?
今や国民的行事となった恵方巻ですが、実はこの名前が定着したのは比較的最近のことです。もともとは大阪の一部地域で行われていた「丸かぶり寿司」という風習でした。1998年にあるコンビニが「丸かぶり寿司 恵方巻」として全国発売したことで、一気に「恵方巻」という呼び名が広まったと言われています。それまでは「太巻き」や「幸運巻き」などと呼ばれていました。
日本で独自に発展した節分文化
中国の考え方をもとにしながら、日本の信仰や生活習慣と結びつき、今の節分の形が生まれました。長い時間をかけて育った、日本らしい行事です。
豆を食べるのが辛くなったら「福茶(ふくちゃ)」
「数え年の数+1粒」の豆を食べるのが恒例ですが、高齢の方や、そもそも豆があまり好きではない人には修行のようになりますよね。食べきれない豆は、コップに3粒入れてお湯を注ぎ、塩昆布や梅干しを加えた「福茶」として飲んでも、豆を食べたのと同じご利益があると言われています。これなら大量の豆をガリガリ食べなくて済みます。
マニアックな節分雑学
鬼門と丑寅の深い関係
北東の方角は「鬼門」と呼ばれ、鬼が出入りすると考えられてきました。この方角が十二支の丑と寅の間にあたるため、鬼の角やトラ柄のパンツというイメージが生まれました。
平安時代の宮中行事がルーツ
節分はもともと、平安時代の貴族が宮中で行っていた厄払いの儀式です。弓や声で邪気を追い払う、今よりも厳かな行事でした。
年齢より多く豆を食べる理由
年の数だけ豆を食べる風習が有名ですが、地域によっては「来年の分も元気でいられるように」と一つ多く食べることもあります。未来の健康を願う意味が込められています。
豆まきを夜に行う理由
昔は夜になると鬼や悪いものが現れると考えられていました。そのため、豆まきは夜に行い、しっかりと追い払うのが良いとされてきました。
神社の豆まきは「福配り」
神社で行われる豆まきは、鬼を追い出すというよりも、福を多くの人に分け与える意味が強くなります。袋に入った豆やお菓子も、幸せのおすそ分けです。
節分は暦を学ぶ入口でもある
節分の日付が毎年変わることから、太陽と地球の動き、暦の仕組みを知るきっかけにもなります。行事を通して自然を感じられる、奥深い文化です。
思わず笑える節分雑学
鬼は意外と素直
「鬼は外」と言われると、ちゃんと外に出ていく鬼がほとんどです。
一番大変なのは鬼役
全方向から豆が飛んでくるため、実は鬼役が一番大変です。
鬼より豆が怖い
鬼は平気でも、豆の音や勢いに驚く子も少なくありません。
鬼のパンツは年中同じ
トラ柄パンツ一枚で一年中過ごす設定は、意外と過酷です。
床が痛い
豆まき後の床は、踏むと痛いトラップだらけになります。
恵方巻きは難易度が高い
無言で一本食べ切るのは、大人でもなかなか難しいルールです。
鬼のトラ柄パンツは洗っているのか
毎年同じ柄で描かれる鬼のパンツですが、洗濯についての公式設定はありません。 たぶん雨の日に自然乾燥でリセットされている可能性があります。
金棒は玄関のドアをそのまま通れない
鬼の金棒は太く描かれることが多く、一般的な玄関ドアでは 毎回少し斜めにしないと通れません。急いでいるときは特に不便です。
鬼の金棒は持ち替えがとても面倒
金棒は重心が安定しにくいため、利き手を変えるには 一度床に置く必要があります。戦闘向きとは言えません。
鬼は仮面のせいで視界が悪い
仮面タイプの鬼は視野がかなり狭く、豆がどこから 飛んでくるのか分かりません。精神的にかなり不利です。
鬼は逃げる方向を毎年だいたい間違える
玄関から出るつもりが、キッチンやトイレに追い込まれ、 行き止まりになるケースが多発しています。
金棒は収納場所にとても困る
金棒は長くて重いため、押し入れにも入りづらく、 結果として部屋の隅に立てかけられがちです。
豆は掃除しようとすると逃げる
ほうきで掃くと転がり、掃除機で吸うと音が大きく、 節分後の最大の敵になります。
本当の鬼は翌日に踏む豆
掃除しきれなかった豆を翌日踏んだとき、 一瞬で機嫌を悪くさせる力を持っています。
クイズで楽しく学ぼう!
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