
桃の節句、ひなまつり。女の子の健やかな成長を願う華やかな行事ですが、実は意外な由来や、思わず「あるある!」と頷いてしまう面白いエピソードが満載です。園や学校での読み聞かせ、朝礼の小話、あるいは家族での団らんに使える雑学を一挙に70個紹介します。子ども向けから、理学療法士視点のマニアックなネタまで、春の訪れと共にぜひご活用ください!

1. 保育・教育|子どもに教えたい「ひなまつり」
ひなまつりは、女の子が元気にすくすく大きくなることをねがう日です。きれいなおひなさまをかざして、「これからも元気でいてね」という気もちをこめてお祝いします。
おひなさまは、こわい人形ではありません。子どもが病気やけがをしないように、そばで見まもってくれるやさしい存在として大切にされてきました。
ひなまつりにかざるももの花は、むかしから「わるいものをよせつけない花」と言われていました。きれいなだけでなく、まもってくれる意味もあります。
ひなあられには、あまい味やしょっぱい味があります。これは、いろいろなごはんをしっかり食べて、元気に大きくなってほしいというねがいがこめられています。
おひなさまは、ならんでいるだけの人形ではありません。むかしの人は、子どもといっしょに過ごしてくれる「おともだち」のような存在だと考えていました。だから大切にかざります。
ひなまつりは、さむい冬が終わって、春が近づいてきたことをおしえてくれる行事です。あたたかくなってきたね、と家族で感じる日でもあります。
おひなさまの前におく「ひし形」のおもちは、おひなさま専用の特別なごはんです。神様にお供えする形なんだよ。
おひなさまの近くにいる3人の女の人は、おひなさまのお着替えをてつだったり、お茶をだしたりする優しいお姉さんたちです。
太鼓や笛を持っている5人の男の子は、お祭りを盛り上げるためのバンドメンバーです。楽しい音楽を演奏しているんだよ。
ひな壇の両側に立っている「ぼんぼり」は、昔の電気スタンドです。夜でもおひなさまが明るく過ごせるように置いてあります。
弓矢を持っている二人は、おひなさまに悪い人が近づかないように守ってくれる、かっこいいガードマンです。
ひなまつりに食べるちらし寿司には、エビ(長生き)や豆(まめに働く)など、縁起の良いものがたくさん入った魔法のごはんです。
おひなさまが着ているお洋服は「十二単(じゅうにひとえ)」といって、何枚も重ねて着ているから、実はとっても重たいんだよ。
ひな人形を飾る階段は、昔の立派なお屋敷の中を再現しています。一番上が一番偉いお部屋なんだよ。
はまぐりの貝は、もともとの自分のペアとしかピッタリ合いません。だから「ずっと仲良しでいられますように」という意味があるんだよ。

2. 学校・スピーチ|自慢できる「ひなまつり」のうんちく
ひなまつりは正式には「桃の節句」といいます。桃はむかしから、悪いものを追い払う力があると考えられてきた特別な植物でした。
ひな人形は、子どもに起こるかもしれない病気やけがを代わりに受けてくれる「身代わり」として作られました。そのため、大切にあつかわれてきました。
おだいりさまとおひなさまの並び方は、地域によって左右がちがいます。これは、むかしの日本と外国の考え方のちがいが関係しています。
ひなまつりで有名な白酒はお酒ですが、子ども向けには甘酒が使われます。見た目は似ていますが、中身はまったく別の飲みものです。
ひな人形は本来、子ども一人につき一組用意するものでした。これは、その子の身代わりとして厄を受ける役目があると考えられていたからです。
昔は、紙で作った人形を川に流す「流しびな」という行事がありました。人形に悪いものをうつして、水と一緒に流す厄払いです。
カラフルで可愛いひなあられの色には、一年の無病息災を願う意味が込められています。・桃色→春・緑色→夏・黄色→秋・白色→冬
「ひな」はもともと「ひいな」と呼ばれ、「小さくて可愛らしいもの」や「鳥のヒナ」を指す言葉でした。今でいう「ちいかわ」的なニュアンスです。
江戸時代に高さ1メートルを超える巨大なお雛様が登場し、幕府が「24センチ以下にしろ!」と制限令を出したことがあります。
旧暦の3月3日は今の4月上旬。昔の人は、もっと暖かくなってから桃の花を楽しんでいました。
おだいりさまの足元を見ると、黒くて長い「沓(くつ)」という靴を履いています。当時の正装に欠かせないアイテムです。
植物のヒシの形ですが、一説には「心臓の形」を模して無病息災を願ったとも言われています。
顔の白さは「胡粉(ごふん)」という、貝殻を砕いた粉を何度も塗り重ねて作られる職人技の結晶です。
おひなさまが持っている扇は、恥ずかしさを隠すためだけでなく、威厳を保つための必須アイテムでした。
数ミリ単位のパーツを掃除機がズズズッと吸い込んでしまう悲劇は、ひなまつり時期の風物詩です。

3. マニアック・大人向け|朝礼・雑談で使えるネタ
「お内裏様とお雛様」という歌詞。本来は二人揃って「お内裏様」で、男性は「男雛」、女性は「女雛」と呼びます。
右手の板「笏(しゃく)」は、裏側に儀式の作法を貼って見るためのメモ書きとして使われていました。
中国の「上巳の節句」で災いを流す儀式が、日本の人形文化と結びついて今の形になりました。
雪(白)の下に芽(緑)が出て、花(ピンク)が咲くという春の訪れを色で表現しています。
「片付けも満足にできないようではダメ」というしつけや、厄を放置しないという考えが元です。
京都では向かって右におだいりさま。関東では左。天皇の立ち位置の解釈の違いが反映されています。
真ん中の女性だけ、眉毛がない(剃っている)か、お歯黒であることが多く、既婚女性の配役です。
右大臣は若者、左大臣はおじいさん。これは「武」を司るのが若者という役割分担です。
一番下の3人は「笑い」「泣き」「怒り」の顔。人生の喜怒哀楽を表しています。
明治以降はガラスを入れた「入れ目」、それ以前は直接描く「描き目」が主流でした。
古くは桃の花を酒に浸した「桃花酒」を飲んでいましたが、江戸時代から白酒に変わりました。
収納箱へ綺麗に入れないと最後の一体が入らず、全部やり直しになる恐怖のテトリス状態。
「どっちが右だっけ?」と毎年スマホの写真を見返すのが、ひなまつり準備のルーチンです。
湿気やカビに弱いため、高級人形の管理には人形本体よりも神経を使います。
楽器の持ち方や脇の締め方など、理学療法士が見ても無理のない、理にかなった演奏姿勢になっています。

4. おもしろ・役立たない|誰かに話したくなるネタ
三段目の彼らは元服前の美少年。現代でいうところの「新人アイドルグループ」のようなフレッシュな演出です。
猫にとってひな壇は豪華なキャットタワー。お殿様が蹴り落とされる悲劇が全国で多発します。
関東は甘いポン菓子風、関西はしょっぱいおかき。知らずに食べるとカルチャーショックを受けます。
美術品レベルの扱いをする専門の輸送プラン。梱包だけで数時間かかることもあります。
「殿上眉(てんじょうまゆ)」は額の高い位置に。現代のメイク感覚で見るとかなり衝撃的です。
持っている道具はすべてお酒を注ぐためのもの。実は昼から宴会の準備万端です。
お歯黒は、実は虫歯予防の効果もあったと言われ、意外とオーラルケアに貢献していました。
表の豪華さとは裏腹に、裏側を覗くと布の端や木枠が見えて、なんとも言えない切なさが漂います。
立っているお雛様なら場所を取らず、パズル地獄に陥ることもありません。
多くは絹糸で作られていますが、昔は馬の毛などが使われることもありました。
「これはね…」と説明し始めると止まらず、聞いている側が疲れるのもひなまつりあるあるです。
大切に保管すれば100年以上持ちます。江戸時代のものが現存している家庭も。
甘い派としょっぱい派。地域差を知らないと、相手の出すひなあられに絶句します。
給食に出ると欠席者のあられの奪い合いが始まり、クラスの平和が崩れる瞬間。
包丁を入れると三色が混ざりやすく、きれいに切り分けるのは至難の業です。
家庭内で行う私的な行事として広まったため、家ごとに飾り方や祝い方が異なります。
江戸は「面長」、昭和は「ふっくら」。その時代の美人像が反映されています。
あまりに大きな人形が作られ、家計を圧迫したため、幕府の贅沢禁止令のターゲットになりました。
タンスや鏡台、化粧道具まで。大人でも「ここまで必要?」と思うほど細かい作りです。
節分と同じく「節目」の行事.体調を崩しやすい時期に無事を願う意味があります。
湿気に弱いため、毎年「晴れた日に出す」など天気予報とにらめっこします。
見る人の心が落ち着き、家庭が穏やかであるようにという願いが込められています。
身代わりとして厄を引き受けるため。本来は兄弟でも共有しないのが伝統でした。
京都御所を模しており、邪気を払うとされる「右近の橘、左近の桜」に由来します。
古くは「ひいな遊び」と呼ばれ、源氏物語などにも登場する由緒正しい遊びでした。

ひな人形を飾る際に体を痛めないためにできること


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