酒蔵吉田屋とは?はねぎ搾りや歴史・現在の杜氏や喫茶店を紹介

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酒蔵吉田屋とは?はねぎ搾りや歴史・現在の杜氏や喫茶店を紹介

酒蔵吉田屋とは?はねぎ搾りの歴史や蔵喫茶を紹介

酒蔵吉田屋は、長崎県南島原市有家町で100年以上にわたり日本酒を造ってきた酒蔵です。約8mの木とてこの原理を利用する伝統製法のはねぎ搾りを受け継ぎ、代表銘柄の萬勝をはじめ、BANGや冬春夏秋-HITOTOSE-などを展開しています。

敷地内では酒蔵が運営する喫茶店cafe kULaも営業しており、日本酒造りの伝統と地域での新しい取り組みをあわせて楽しめます。本記事では、吉田屋の歴史、はねぎ搾りの仕組み、五代目杜氏の吉田嘉一郎さん、喫茶店や見学情報を公式情報に基づいて紹介します。

目次

1. 酒蔵吉田屋とは?長崎・南島原で100年以上続く酒蔵

酒蔵吉田屋は、長崎県南島原市有家町山川にある合資会社吉田屋の酒蔵です。酒蔵としては大正6年の1917年に創業し、2017年に100周年を迎えました。

現在も雲仙の伏流水、花から分離された花酵母、はねぎ搾りと呼ばれる伝統製法を取り入れながら日本酒を造っています。製造数量は90石と小規模で、手作業を重視した酒造りが特徴です。

名称
合資会社吉田屋
創業
大正6年 1917年
所在地
長崎県南島原市有家町山川785
代表銘柄
萬勝
伝統製法
はねぎ搾り
営業時間
9時から17時・毎週火曜定休

1-1. 大正6年に創業した南島原の酒蔵

吉田家に残る記録では、明治時代にも酒造りが行われていました。現在につながる酒造吉田屋は、1917年に本家九代目の吉田千代吉によって創業されています。

創業初年度には300石を製造しましたが、得意先がなく大部分が在庫として残りました。その後、酒不足による需要の高まりを受けて在庫が売れ、酒蔵を新築して生産量を増やした歴史があります。

また、1944年には空襲によって酒蔵と住宅が被害を受けました。建物は全壊を免れ、修理を行ったうえで酒造りが再開されています。現在の蔵には、長い歴史を伝える建物や設備が残されています。

1-2. 代表銘柄は萬勝|BANGなど新しい商品も展開

吉田屋を代表する銘柄は萬勝です。創業当初は、創業者夫妻の名前に由来する千代菊という名称を使用していましたが、すでに商標登録されていたため、1922年に萬勝へ変更して商標を登録しました。

現在は純米吟醸酒や純米酒のはねぎ搾り萬勝をはじめ、純米大吟醸酒の清泉石上流、特別純米酒の普賢の夢、日本酒をベースにした梅酒の歌酒などを製造しています。

五代目杜氏の吉田嘉一郎さんは、萬勝の読みから名付けた新ブランドBANGも手がけています。さらに、四季をテーマにした冬春夏秋-HITOTOSE-や、ノンアルコールの百年甘酒など、日本酒以外の商品や新シリーズにも取り組んでいます。

1-3. 雲仙の伏流水と花酵母を使った酒造り

吉田屋では、雲仙の伏流水が湧き出る自家井戸の水を仕込み水として使用しています。日本酒の発酵に必要な酵母には、東京農大花酵母研究会の花酵母を取り入れています。

花酵母は、自然界の花から分離された酵母です。吉田屋では、この花酵母で醪を仕込み、最後の圧搾工程では大きな木を使うはねぎ搾りによって酒を搾り出します。

一般的な機械による圧搾と比べて手間と時間を要しますが、吉田屋は小規模な酒蔵だからこそできる酒造りとして継承しています。伝統的な設備を守る一方で、新ブランドや喫茶店の運営にも取り組んでいる点が、現在の吉田屋の特徴です。

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2. はねぎ搾りとは?吉田屋が受け継ぐ伝統製法を解説

はねぎ搾りとは、撥ね木と呼ばれる約8mの巨木と重石を使い、てこの原理で醪から日本酒を搾り出す伝統製法です。吉田屋では創業当初から使われていましたが、手間と時間がかかるため、一度は機械による圧搾へ移行しました。

その後、四代目蔵元の吉田嘉明さんが、酒蔵に残されていた設備に着目して復活させました。現在も酒袋の並べ方や重石の調整など、多くの工程を職人が手作業で行っています。

はねぎ搾りの主な特徴

  • 約8mの撥ね木とてこの原理を利用する
  • 醪を入れた酒袋を槽の中へ積み重ねる
  • 16kgの重石を最大60個使用する
  • 酒袋の設置から重石の調整まで手作業で行う
  • 強く搾り切らず、時間をかけて原酒を取り出す

2-1. 巨木と重石を使って醪をゆっくり圧搾する

日本酒造りでは、発酵を終えた醪を液体の原酒と酒粕に分ける工程が必要です。はねぎ搾りでは、醪を入れた酒袋を大きく深い槽と呼ばれる箱の中へ、順番に敷き詰めていきます。

酒袋を積み終えると、阿弥陀車と呼ばれる装置を操作して撥ね木を動かします。さらに、1個16kgの重石を最大60個吊るし、てこの原理によって上から少しずつ圧力を加えます。

酒袋は軽すぎると十分に搾れず、重すぎると袋が破れるため、詰める量や置き方の調整が欠かせません。機械に任せるのではなく、職人の経験と感覚を頼りに作業を進める製法です。

2-2. 一般的な機械搾りとの違い

現在の日本酒造りでは、自動圧搾機を使用する方法が広く採用されています。機械搾りは短時間で安定して原酒を取り出しやすく、製造量を確保しやすい点が特徴です。

一方、はねぎ搾りは準備から圧搾まで多くの人手が必要で、機械のように酒袋を完全には搾り切りません。効率や製造量の面では機械搾りに及びませんが、吉田屋では搾り切らないことで、最後に出やすい雑味を原酒へ含ませにくいと説明しています。

ゆっくりと圧力を加えて搾った原酒は、吉田屋の公式サイトで、ふくよかで純な味わいになると紹介されています。ただし、味の感じ方には個人差があるため、はねぎ搾りのお酒を選ぶ際は、使用している米や酵母、精米歩合などもあわせて確認すると分かりやすいでしょう。

2-3. 四代目蔵元が試行錯誤を重ねて復活

吉田屋では創業当初、はねぎ搾りによって日本酒を造っていました。しかし、非常に多くの労力がかかり、生産効率も低かったことから、時代の流れとともに機械による製造へ変わっていきました。

現社長で四代目蔵元の吉田嘉明さんが酒蔵へ戻った頃は、地元向けの普通酒を中心に製造していましたが、造った酒が売れ残ることもあったと公式サイトで紹介されています。

そこで吉田嘉明さんは、南島原ならではの日本酒を造り、地域外の人にも届けたいと考え、蔵に残っていたはねぎ搾りの設備に着目しました。しかし、製法に関する記録や経験者の記憶はわずかしか残っていませんでした。

残された情報を頼りに研究と試作を繰り返し、長い時間をかけて伝統製法を復活させました。現在の吉田屋にとって、はねぎ搾りは昔の設備を保存するだけのものではなく、萬勝やBANGなどの日本酒を特徴づける酒造りの中心となっています。

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3. 酒蔵吉田屋の歴史|創業から現在までの歩み

酒蔵吉田屋の歴史は、1917年(大正6年)の創業から始まります。100年以上にわたり南島原市で酒造りを続けており、時代の変化や戦災を乗り越えながら、現在も伝統を受け継いでいます。

創業当初から続く酒造りだけでなく、代表銘柄「萬勝」の誕生や伝統製法「はねぎ搾り」の復活など、その時代ごとの挑戦が現在の吉田屋につながっています。

酒蔵吉田屋の歩み

  • 1917年(大正6年)に創業
  • 1922年に代表銘柄「萬勝」を商標登録
  • 1944年の空襲被害を乗り越え酒造りを継続
  • 四代目蔵元がはねぎ搾りを復活
  • 2017年に創業100周年を迎える

3-1. 大正6年創業から酒造りを続ける

酒蔵吉田屋は1917年(大正6年)、本家九代目の吉田千代吉さんによって創業されました。酒蔵がある長崎県南島原市有家町は、古くから良質な水に恵まれ、日本酒造りが行われてきた地域です。

創業当初は300石を仕込みましたが、販売先が十分に確保できず、多くの酒が蔵に残ったと伝えられています。その後、日本酒の需要が高まったことで在庫が販売され、生産量を増やすため酒蔵を新築しました。

現在も創業時から続く酒蔵で酒造りが行われており、長年受け継がれてきた設備や技術を生かしながら、日本酒を製造しています。

3-2. 戦災や時代の変化を乗り越えて受け継がれた酒蔵

1944年には空襲により酒蔵や住宅が被害を受けました。しかし、建物は全壊を免れ、修復を行った後も酒造りは継続されました。

その後、日本酒業界では機械化が進み、多くの酒蔵で大量生産が主流となります。吉田屋でも一時期は機械による圧搾を採用しましたが、小規模な酒蔵として品質を重視した酒造りを続けてきました。

地域に根差した酒蔵として伝統を守る一方、新しい技術や商品開発も取り入れながら、現在まで酒造りを続けています。

3-3. 代表銘柄「萬勝」と100年以上続く伝統

創業当初の銘柄は「千代菊」でしたが、商標の都合から1922年に「萬勝」へ変更し、正式に商標登録されました。それ以来、「萬勝」は吉田屋を代表する銘柄として受け継がれています。

2017年には創業100周年を迎え、伝統製法のはねぎ搾りを生かした日本酒に加え、新ブランド「BANG」や四季をテーマにした「冬春夏秋-HITOTOSE-」、ノンアルコールの百年甘酒など、新たな商品も展開しています。

現在の吉田屋は、100年以上続く酒造りの歴史を大切にしながら、地域の魅力を発信する酒蔵としても活動しています。伝統を守るだけでなく、次の時代へ受け継ぐ取り組みも続けられています。

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4. 五代目杜氏・吉田嘉一郎さんの挑戦

酒蔵吉田屋では、五代目杜氏の吉田嘉一郎さんが伝統を受け継ぎながら、新しい酒造りや地域の魅力発信にも取り組んでいます。歴史ある酒蔵を守るだけではなく、現代の暮らしや食文化に寄り添う商品開発にも力を入れていることが特徴です。

ここでは、吉田嘉一郎さんが酒蔵を継いだ経緯や、伝統製法を未来へつなぐための取り組みについて紹介します。

五代目杜氏の主な取り組み

  • 伝統的なはねぎ搾りを継承
  • 新ブランド「BANG」を展開
  • 四季をテーマにした商品開発
  • 酒蔵併設の喫茶店を運営
  • 地域の魅力を発信する活動を進めている

4-1. 酒蔵を継ぎ、伝統の酒造りを受け継ぐ

吉田嘉一郎さんは、酒蔵吉田屋の五代目杜氏として酒造りを担っています。代々受け継がれてきた酒造りの技術を学びながら、現在は製造だけでなく商品開発や情報発信にも携わっています。

吉田屋では、雲仙の伏流水や花酵母、はねぎ搾りなど、長年受け継がれてきた製法を大切にしています。吉田嘉一郎さんも、その伝統を継承しながら酒造りを続けています。

4-2. 伝統を守りながら新しい酒造りにも挑戦

吉田嘉一郎さんは、伝統的な日本酒だけでなく、新しいブランドや商品づくりにも取り組んでいます。代表的なブランドの一つが「BANG」で、「萬勝」の読み方に由来して名付けられました。

また、「冬春夏秋-HITOTOSE-」シリーズでは、四季をイメージした日本酒を展開しています。さらに、酒が苦手な人でも楽しみやすい百年甘酒など、日本酒以外の商品開発にも取り組み、幅広い世代へ酒蔵の魅力を伝えています。

伝統を残すだけではなく、現代のライフスタイルに合わせた商品を提案していることも、現在の吉田屋の特徴です。

4-3. 酒蔵と地域の魅力を発信する取り組み

吉田屋では、日本酒の販売だけでなく、酒蔵を地域交流の場として活用する取り組みも進めています。その一つが、酒蔵に併設された喫茶店「cafe kULa」です。

喫茶店では、甘酒を使ったドリンクやスイーツなどを提供し、日本酒を飲まない人でも酒蔵の雰囲気を楽しめる空間づくりが行われています。酒蔵を身近に感じてもらうことで、地域の文化や歴史にも興味を持ってもらうことを目指しています。

吉田嘉一郎さんは、伝統的な酒造りを未来へつなぐとともに、酒蔵を通じて南島原市の魅力を発信する活動にも取り組んでいます。こうした挑戦が、100年以上続く酒蔵の新たな価値づくりにつながっています。

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5. 酒蔵併設の喫茶店と見学情報

酒蔵吉田屋では、日本酒の販売だけでなく、蔵に併設された喫茶店や酒蔵見学を通じて、地域の文化や酒造りの魅力を発信しています。日本酒を飲む人はもちろん、観光で訪れる人や家族連れも立ち寄りやすい環境が整えられています。

ここでは、喫茶店「cafe kULa」の特徴や酒蔵見学、訪問前に確認しておきたいポイントを紹介します。

見学・利用前のポイント

  • 酒蔵併設の喫茶店「cafe kULa」を利用できる
  • 日本酒や甘酒を使ったメニューを提供
  • 蔵で製造した日本酒や関連商品を購入できる
  • 酒蔵見学は事前予約制
  • 営業時間や休業日は公式サイトで確認すると安心

5-1. 喫茶店「cafe kULa」で酒蔵ならではのメニューを楽しめる

酒蔵吉田屋には、酒蔵に併設された喫茶店「cafe kULa」があります。木のぬくもりを感じられる落ち着いた空間で、酒蔵ならではのメニューを味わえることが特徴です。

メニューには、自家製の甘酒を使ったドリンクやスイーツ、コーヒーなどが用意されています。また、季節限定メニューが提供されることもあり、訪れる時期によって異なる味を楽しめます。

日本酒を飲まない人でも利用しやすく、観光の休憩や酒蔵見学の前後に立ち寄る場所としても親しまれています。

5-2. 酒蔵見学は予約制で伝統の酒造りを見学できる

吉田屋では、酒蔵見学を受け付けています。見学は予約制となっており、仕込みの状況や時期によって案内内容が異なる場合があります。

見学では、はねぎ搾りの設備や酒造りの工程、歴史ある蔵の建物などを見学できます。スタッフによる説明を受けながら、酒造りの流れや吉田屋の歴史を知ることができます。

見学を希望する場合は、最新の受付状況や実施日時を公式サイトで確認したうえで申し込むことをおすすめします。

5-3. 訪問前は営業時間や営業日を確認しよう

酒蔵や喫茶店を訪れる際は、営業時間や定休日を事前に確認しておくと安心です。イベントや酒造りの時期によって営業内容が変更される場合もあります。

また、蔵では日本酒だけでなく、甘酒や梅酒、オリジナルグッズなども販売されています。購入したい商品が決まっている場合は、在庫状況を問い合わせておくとスムーズです。

歴史ある酒蔵や伝統製法を見学しながら、喫茶店でゆっくり過ごせることも吉田屋の魅力の一つです。訪問前には公式サイトで最新情報を確認し、南島原ならではの酒文化を楽しんでみてください。

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FAQ

Q1. 酒蔵吉田屋はどこにありますか?

酒蔵吉田屋は、長崎県南島原市有家町山川にあります。1917年(大正6年)創業の酒蔵で、現在も同じ場所で日本酒造りを続けています。

Q2. はねぎ搾りとはどのような製法ですか?

はねぎ搾りは、約8mの撥ね木と重石を使い、てこの原理でゆっくり圧力をかけて日本酒を搾る伝統製法です。現在では採用する酒蔵が少なく、吉田屋では伝統技術として受け継がれています。

Q3. 酒蔵吉田屋の代表銘柄は何ですか?

代表銘柄は「萬勝」です。このほか、「BANG」「冬春夏秋-HITOTOSE-」「清泉石上流」「普賢の夢」などの商品も製造・販売しています。

Q4. 酒蔵見学はできますか?

酒蔵見学は予約制で受け付けています。見学内容や受付状況は時期によって異なるため、事前に公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

Q5. 酒蔵併設の喫茶店は誰でも利用できますか?

はい、喫茶店「cafe kULa」は一般の利用が可能です。甘酒を使ったドリンクやスイーツ、コーヒーなどを楽しめるため、日本酒を飲まない人でも気軽に利用できます。営業日や営業時間は訪問前に公式サイトで確認すると安心です。

著者 理学療法士が「プロのすごさ」を解説

この記事は、16年の経験を持つ理学療法士の目線から、アスリートの素晴らしい身のこなしを分かりやすくお伝えするために執筆しました。トップ選手ならではの美しいフォームや躍動感あふれる魅力を、独自の視点でポジティブに楽しくお届けします!

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