筋肉の雑学まとめ|知れば自分の体がもっと愛おしくなる!
私たちの体は、大小600以上の筋肉が協力し合って動いています。普段は意識しない筋肉ですが、実は「えっ、そんな理由で動いてるの?」という面白い秘密がたくさん。理学療法士の視点からも「これは面白い!」と思える、怖くない・楽しい筋肉の雑学をカード形式でお届けします。
子ども向け|体のなかのアニキたち!筋肉のすごいヒミツ
体の中で一番「力持ち」のアニキはだれ?
お尻にある「大殿筋(だいでんきん)」という筋肉が、体の中で一番大きくて力持ちです!ジャンプしたり、階段をのぼったりするときに大活躍します。みんながお椅子に座っていられるのも、このお尻のアニキがクッションになって守ってくれているおかげなんですよ。
一番「ちっちゃい」筋肉はどこにいる?
実は、お耳の中にいます!「アブミ骨筋(あぶみこつきん)」といって、長さはたったの1ミリくらい。あまりに大きな音がしたときに、お耳が壊れないように「ギュッ」とブレーキをかけてくれる、とっても優しいちびっ子ヒーローなんです。
寒くて「ガタガタ」震えるのは、筋肉のダンス?
寒いときに体が勝手に震えるのは、筋肉が「やばい!体を温めなきゃ!」と大急ぎで運動して、熱を作っている証拠です。つまり、ガタガタ震えているときは、体が自動的に「超高速ダンス」を踊って自分を守っている最中なんです。
学生向け|部活や授業で自慢できる筋肉うんちく
「笑顔」は「怒り顔」より省エネ?
一説によると、笑顔を作るのに使う筋肉は約17個ですが、顔をしかめて怒るには40個以上の筋肉が必要だと言われています。つまり、怒るよりも笑っているほうが筋肉的には「省エネ」で楽ちんなんです。コスパ良く生きるなら、笑顔が一番!
筋肉は「天然のヒーター」
体温の約40%は筋肉が動くことで作られています。筋肉量が多い人が寒さに強いのは、常に自分の中に高性能なヒーターを内蔵しているようなものだから。冬に冷え性で悩むなら、厚着をするより「スクワット」をする方が、自家発電的に温まれます。
「筋肉痛」の正体は、実はまだ謎!?
あんなに痛い筋肉痛ですが、実は詳しいメカニズムは科学的に100%解明されているわけではありません。「乳酸がたまるから」という説は今では古くなり、今は「傷ついた筋肉を直すときに出る物質のせい」という説が有力です。体の中の「工事現場の音」が痛みとして聞こえているのかもしれません。
筋肉は「浮かない」主義
筋肉は脂肪に比べて密度が高いため、水に沈みやすい性質があります。筋肉ムキムキの人がプールで「力んでいないのに沈んでいく」のは、彼らがサボっているわけではなく、筋肉が「重厚でリッチ」すぎるからです。水泳が得意なマッチョは、その重い体を動かす超人的なパワーを使っているんです。
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自主トレメニュー&イラスト素材一覧へ大人・一般向け|話のネタになる大人の筋肉雑学
まぶたの「ピクピク」は脳の誤送信
疲れているときにまぶたが勝手に「ピクピク」動く現象。あれはまぶたの筋肉が勝手に踊っているのではなく、疲れすぎた脳が「えーい、もう誰でもいいから信号送っちゃえ!」と投げやりになった結果、たまたま近くのまぶたに電気が流れてしまった状態です。脳からの「もう寝ようよ」という切実なサインなんです。
「膝(ひざ)カックン」が効くのは筋肉が優秀だから
後ろから膝をカックンとされると、ガクッと崩れてしまいますよね。あれは筋肉が弱いからではなく、脳が「あ、膝が急に曲がった!このままだと折れる!」と瞬時に判断し、身を守るためにあえて脱力させる「防御反応」の結果です。カックンされたら「私の反射神経、今日も優秀だな」と自分を褒めてあげましょう。
「鳥肌」を立てる筋肉がある
鳥肌が立つとき、毛の根元にある「立毛筋(りつもうきん)」という小さな筋肉が働いています。大昔、人間も毛がふさふさだった頃、この筋肉で毛を逆立てて体を大きく見せ、敵を威嚇していました。今は毛がないので、ただポツポツと筋肉の頑張りだけが見えてしまう……という、ちょっと切ない進化の名残です。
心臓は「一生一度も休まない」最強ブラック企業
心臓も筋肉(心筋)ですが、他の筋肉と違って1秒も休まず動き続けます。もし二の腕の筋肉に心臓と同じ仕事をさせたら、数分でギブアップしてしまうでしょう。心臓は、文句も言わずに一生働き続ける、体の中で最もタフでブラックな……いえ、勤勉なエリート社員なのです。
筋肉は「記憶」するって本当?
「マッスルメモリー」という言葉がありますが、一度鍛えた筋肉は、しばらくサボって細くなっても、再開したときに元に戻るスピードが非常に早いです。これは筋肉の細胞が「かつての栄光」を記憶しているから。裏切ることもありますが、意外と義理堅い一面も持っています。
「進化で捨てられかけた」筋肉がある?
手首を曲げて親指と小指をくっつけてみてください。手首にピーンと1本の筋(長掌筋:ちょうしょうきん)が出ますか?実はこれ、人類の約10〜15%の人には「ない」筋肉なんです。木に登らなくなった人間には不要になりつつある進化の名残。もし無かったら、あなたは「最新モデルの人間」かもしれません。
どうでもいい!笑える・マニアックな筋肉うんちく
「しゃっくり」は横隔膜のプチ反抗期
しゃっくりの正体は、呼吸を助ける筋肉「横隔膜(おうかくまく)」のけいれんです。脳からの信号がちょっとバグって、横隔膜が「今だ!」と変なタイミングで動いてしまう、いわば筋肉のプチ反抗期。あんなに苦しいのに、やってることは「筋肉のタイミングミス」なのが、なんだか間抜けで愛おしいですよね。
舌は「筋肉の塊」である
ベロ(舌)は、実はほぼ全てが筋肉です。しかも、色々な方向に複雑に動ける、体の中でもかなり器用な筋肉の集合体。美味しいものを味わうだけでなく、常に「あいうえお」と激しく動き回る、口の中の暴れん坊将軍です。
耳を動かせるのは「才能」ではなく「名残」
耳をピクピク動かせる人がいますが、これは「耳介筋(じかいきん)」という筋肉を使っています。多くの動物は敵の音を聞くために耳を動かしますが、人間は首が回るようになったので、この筋肉を使い忘れました。今動かせる人は、野生の力を奇跡的に残している「現代のターザン」かもしれません。
寝ている時の「ビクッ!」の正体
寝入りばなに「ガクッ」と体が揺れる現象。これは「ジャーキング」と呼ばれ、脳が「あれ?この体、死にかけてない?」と勘違いし、生存確認のために筋肉に「動け!」と電気信号を送ってしまうミスです。脳のちょっとした「おせっかい」なんですね。
眼球を動かす筋肉は「働きすぎ」
目を動かす筋肉は、1日に約10万回も動いています。これを足の筋肉(歩行)に換算すると、なんと毎日80km歩いているのと同じくらいの運動量!スマホを見ているあなたの目も、今まさに「眼球フルマラソン」の真っ最中というわけです。
「あくび」で涙が出るのは筋肉の圧迫
あくびをすると涙が出ることがありますが、これはあくびで顔の筋肉が大きく動き、涙を溜めている袋(涙嚢)を「ムギュッ」と押し出してしまうから。悲しくないのに涙が出るのは、顔の筋肉による物理的な「絞り出し」の結果なのです。
健康な体づくりには、筋肉を知ることから! 理学療法士監修のイラスト素材や自主トレメニューを、日々の健康維持にお役立てください。 (※筋肉痛のときは、無理せず筋肉アニキを休ませてあげてくださいね!)

